このブログの最初に紹介したとおり、僕のメイン焙煎機は手回しのユニオン・サンプルロースターですが、400gの焙煎量は特別な排気装置なしで行う家庭焙煎としては煙を考えると一つの限界サイズだと思われます。パンチング・グリルのないタイプですが、それほど燻り臭もでないので、基本的に満足して使っています。キッチンで使うために焙煎時には100均のコンロ用アルミパネルをぶら下げて換気扇の効率を上げて、換気扇フィルター(100均の被せる方式のものを愛用)も頻繁に交換します。
しかしこれだけやっても、2ハゼを超えたあたりからかなりの煙が出ることもあり、最近は中煎りで止めることが多いわけですが、もう一つの理由は中深煎り以上にするとどの豆も同じような味わいになってしまうことです。しかし先週、Dタイプのケニア、ガテマラの豆をいつものように中煎りにしてみたら、香りも良いしそれなりに美味しいけれどもちょっと酸味がきつく感じたので今週は久しぶりに深めに焙煎してみました。フルシティローストくらいでしょうか。両方とも重量減は約18%です。
特にガテマラの方は85度くらいのお湯で淹れると、微かな酸味も残っており苦み・酸味のバランスが良くとても美味しい。一方大きく膨らんだケニアは豆に腰があって、深いコクが出ています。
焙煎の様子をグラフにするとこんな感じ。
これと直接関係ありませんが、部屋を整理していたら、以前毎週のように通っていた本牧珈琲さんの袋が出てきたので改めて見ると焙煎時間が4分以下ととても短い。ここは珈琲問屋が開発したという高速熱風式焙煎機を使っていて目の前で焙煎してくれるのですが、当時は焙煎仕立ての香りの良さに魅了されていました。
目下のところ、同じ珈琲豆を同じ焙煎度に仕上げる場合、焙煎機による違い、焙煎時間による違い、焙煎技量による違い、といったものがどれほど影響するのか、これを明らかにしていくことが自分の目標でもあります。出来れば味覚だけでなく科学的にも調べていきたい!
手始めにというだけではありませんが、先日、前から欲しいと思っていた Gene Cafeを、珈琲問屋さんの初売りセールでついに注文してしまいました! 今日あたり届くはず。楽しみ~
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