グアテマラの産地の一つ、ニューオリエンテ地方産にはグアテマラでは珍しいナチュラル精製の珈琲豆があるが、これがもう生豆の時から強烈に甘い香りを放っており、普通に焙煎するとちょっとくどいくらいに発酵系の甘いフレーバーのするコーヒーが出来上がる。最初の数杯は美味しいと感じるが、すぐに飽きてきて沢山焼くと後半は持て余してしまう。 そこでふと思いついて、これをダブル焙煎に仕上げてみたところ、予想どおりいい感じでフレーバーが心地よい範囲に収まって、しかもとても甘い珈琲に仕上がった。
引っ越しして以来、まだ僕のメイン焙煎機のUNION手廻しロースターはプロパンボンベが用意できていないため使用できず、このところは専らGeneCafeで焙煎しているが、この場合のダブル焙煎のプロファイルは以下のとおりである。
焙煎量: 250g (生豆はしっかりハンドピック。特に過発酵の豆に気を付ける)
<1回目焙煎 >
予熱 200度で4分30秒
本焙煎は210度で8分 (当然、1ハゼはまだ来ない)
※完全に冷まして、1時間ほど置く。
<2回目焙煎>
予熱 200度で4分30秒
本焙煎は最初から240度で開始して11分くらいで1ハゼが来るので、そこから1分で煎り止め。
直ぐに良く冷やす。
仕上がりはこんな感じ。色合いで見るとミディアム・ローストというところだが、酸味は全く感じられず、ひたすら甘くマウスフィールがトロっとした珈琲が出来上がる。余韻もとても甘く、それがいつまでも持続する。まるでデザート珈琲だ。旨い!
コメント