ロピア&丸山珈琲

関東圏、特に神奈川で展開しているロピアという食品ディスカウントスーパーがある。我が家からは古淵店が近く、先日初めて行ってみた。ここは元が肉屋さんということで、食肉売り場の広さとバラエティの多さは、なかなか目を見張るものがある。全般に他の食料品も安く、ディスカウント食品スーパーの王者、オーケーストアにもタメを張れる、と言っている人もいる。というか、売っているものがかなり異なるので、なかなか比べるべくもないが、まぁとにかく安い。特に大きめのパッケージには定評があるようである。

それはさておき、ちょっと驚いたことに、ここにはあの、丸山珈琲の豆・粉が置いてあるのである。丸山珈琲と言えば、僕もたびたびカッピングイベントなどでお世話になっていた、表参道のシングルオリジン店(昨年末閉店)をまず思い出し、どちらかと言えば高級な豆を高くで売っているイメージを持っていた。
ロピア&丸山珈琲

その丸山珈琲がロピアにある。よく見るとブレンド豆だけで、全て頭に「ロピアオリジナル」とついており、どのブレンドも100g当たり398円である。ネーミングもどちらかと言えば安易なもので、なんだか丸山珈琲のイメージとは合わない気がして奇妙な感じでもある。

マイルドブレンド、バランスブレンド、深煎りビター、深煎りスイート、
爽やかブレンド、バランスブレンド

そういえば先日、Clubhouseで丸山健太郎氏が生産地での珈琲豆買い付けの冒険談を語っていたのだが、これが奇想天外、まるでインディ・ジョーンズのようで大変面白かった。丸山氏が良い珈琲を入手するために文字通り身体を張ってきたこと、そして彼の気さくな性格を再認識させられた。想像するに、こういう丸山氏の性格を知っていて、ロピアの商品企画担当が交渉したのだろう。

最近、丸山珈琲オンラインに「マルケンの恩返し」という珈琲豆があるが、こちらは100g当たり300円とかなので価格的にはあり得ると思うが、やはりロピアと丸山珈琲というのがなんとなくチグハグだと思ってしまうのは僕だけであろうか。
ロピア&GEISHAブレンド

丸山珈琲の横には、ハマヤのGEISHA Blendなんていうのも置いてある。ゲイシャをブレンドにしているのも珍しいが、他にも他店であまり見かけないブランドの豆が少なからず置いてあり、ロピアの企画担当者はきっと相当な珈琲好きなのではないかと想像してしまった。

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