キャラバンコーヒー

11月初めからカフェ&フードサービスという3か月間の職業訓練を受けている。これは喫茶業務全般に関する実技や作法、関連業界情報などを学ぶものであるが、珈琲に関しては自分にはちょっと易し過ぎて物足りないと感じていた。ここで使う珈琲は全てキャラバンコーヒーの豆でブレンドが3種類、ストレートが6種類、ストレートの方は特定銘柄的なブラジル、モカ、コロンビアといったネーミングである。普段、自分で焙煎した個性の強い珈琲を飲んでいるせいか、正直、最初のうちはどれも似たような味(キャラバン味?)に感じてしまい、自分の味覚に少し疑問を持ってしまった。
キャラバンコーヒー缶

さて学校が始まって2か月近くが経ち、本日は珈琲の味覚チェックと称するカップテストがあった。ストレート6種類にマイルドブレンドを加えた7種類を抽出された珈琲の味と焙煎豆のサンプルから当てるというもので、つい最近までは味覚だけで当てるのはちょっと厳しいかな、と思っていたのだが、なぜか少し前から味の区別がはっきり分かるようになり、結果として楽々7つを当てることができた。ちなみに全問正解者が出たのは2期ぶりとのことである。

自分に何が起きたのかちょっと不思議だが、分析するなら、突然キャラバンコーヒーの味に焦点が合った、という感じである。あるいはラベル付けが自分の中で出来たということなのか。例えば、先日のコーヒーインストラクター講習の中でも、ブラジル・コロンビアというカップ比較があったが、そこの講師が「ブラジルコーヒーは麦の味がする」と言ったのを聞いた途端、自分の中で麦センサーが働くようになり、少し飲んだだけでハッキリとブラジルと分かるようになった。他にはスマトラウォッシュトのマンデリン系に対しても僕はセンサーが働くので微量入っていても直ぐに気付く。2年前のSCAJではゲイシャ種のコーヒーを試飲しまくったら、しばらくゲイシャ・センサーが鋭敏になり、その後のカッピングイベントでは、ゲイシャ系は100%当てることが出来るようになったという経験もある。

コーヒー味覚テスト

コメント