フレーバード・コーヒー

さて久しぶりのブログ更新である。
10月は家の売買と引っ越しで完全に忙殺されていたことは前回書いたとおりだが、引っ越し直後の家が不便なこと、なかなか片付かないことに関しては想像以上であった。とにかくやることが次から次へと出てきて、実際ブログ更新どころかノートPCすら開かない日々が続いていた。それはさておき。

昨日は職業訓練「カフェ&フードサービス課」の開校日であった。これは、神奈川県喫茶飲食生活衛生同業組合が主催している3か月間のコースで、神奈川県民だけでなく一応全国から応募可能な職業訓練ということになっている。実は数多ある職業訓練コースでズバリ、珈琲に関することを勉強できるものは神奈川県のこのコースだけとのこと。自宅から普通に通える自分はとてもついていると思う次第。今日は祝日で休みであったが、明日からいよいよ実際の講義と実技が始まる。非常に楽しみである。

いつも珈琲豆を焙煎して届けているKOPE花伝カフェと訓練の開催場所が同じ最寄り駅、関内であることもついている。久しぶりの通勤定期もなんとなく嬉しい。閑話休題、昨日の開校式の後、KOPE花伝でちょっと面白い実験をさせて頂いた。毎週テレコンで情報交換しているハワイKAYAMAのLEEさんから聞いて一度飲ませてもらいたいと思っていたカカオティーをついに飲む機会を得た。カカオは純ハワイ産の超レアものである。所謂カカオニブを砕いたものをお茶にするわけであるが、普通に淹れるとお湯で3倍に薄めたココアといった風情で健康には良さそうだがちょっとアピールに乏しい。そこで、花伝のママさんと珈琲のフレーバーとして使ってみよう、という話になり、ペーパードリップやらフレンチプレスやらで混合を試してみた。フレーバード・コーヒーと言えばハワイのライオンが有名であるが、正直、ヘーゼルナッツやバニラの人工的に加えたフレーバーを美味しいと思ったことはない。しかし本物のカカオならどうか。確かにコーヒーの味を表現するためのフレーバーホイールにもココアとかチョコレートというのはある。しかしあくまでそれは表現の便宜上のイメージであり、実際にそのような味がするわけではない。結局、結論は出ず仕舞いであったが、少し惜しいところまでいったのはフレンチプレスに珈琲粉にカカオニブ粉を混ぜた抽出であった。メニューに加えて人気が出るかは微妙である。混合比率や濃度をうまく調整すればかなり面白い飲み物が出来る可能性はあると思う。しかし素直に美味しいと感じたのは、カカオティーに純乳脂肪クリームを加えたものであった。こちらはロイヤルミルクティーのココア風味といった味わいである。
カカオフレーバー珈琲
カカオティー・パック
カカオティー・クリーム

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