珈琲店 Coffea

3連休の後半を利用して、山形県鶴岡市の珈琲店Coffeaに行ってきました。自宅の横浜からちょうど往復1000Kmの旅でした。伝説の名店、吉祥寺もかで11年修業されたというマスターがこの地に珈琲店を開いて27年前だそうで、ぱっと見た限り珈琲店に関しては不毛のこの辺りに、ポツンと建っています。
Coffea_Shop
入店前の明るいときと、飲み終わって店を出たとき(夕方6時過ぎ)の様子。

Coffea_店内
一見、無口なマスターですが、珈琲の話題でしゃべりかけると意外と饒舌だったりします。
往年の標さん同様、喫茶店、珈琲店では珍しい白衣を着ています。
食器はどうやらメニューが同じなら同じものを使うようで、各種類6~8客ずつ揃えてあります。

Coffea_Straight
色々と頼んでみました。すべて深煎りネルドリップ。抽出時間3分10秒。
豆の分量を訊いてみたら、「10gちょっと」という素っ気ない返事でしたが、見た感じでは15gくらいは使っているようでした。お湯はぶくぶく沸騰しているものをユキワのポットに移し替えてすぐ抽出開始なので95℃くらいあるでしょう。豆の量も抽出量も目分量という職人の世界です。この店の特製ネルも入手したので自分でもまた実験してみたいと思います。

Coffea_Dolche
これはドルチェ・ブレンドのカップで、大倉陶園のビンテージっぽいもの。風情があります。

Coffea_Exstract
ローゼンタール社のゴージャスなデミタスカップで出てくる珈琲のエキス。最初から甘みがついていて、濃厚さに痺れます。

Coffea_ExellentWeiner
Excellentウィンナー珈琲には、珈琲のエキスが使われています。Coffeaでもっと高価な一品。
Coffea_Menu
嶋中労さんの小説にも出てくる、一生完成しないと思われる、ロトント・ブレンド(準備中)が掲載されたメニュー。番号やら、メニューやらにあちこちに訂正が入ったままで、なんだかお茶目です。

とてもいい時間が流れていました。

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