カフェスタイル・コジロウについて思うこと

先週末に久しぶりにカフェスタイル・コジロウさんに行きました。
年末に行ったザ・ミュンヒのマスター田中完枝氏が唯一、誉めていたのがここでした。

今回飲んだ2杯のうち、写真のものはスマトラ・タイガーという豆のオールドクロップ。確か12,3年くらいだったかな。コジロウのマスターは銀座ランブルで15年くらい修業されたそうだけど、ここのオールドクロップは写真のように浅煎りに仕上げるため、かなりの酸味があります。前回飲んだ2002年のコロンビアも結構酸味を感じましたがこちらはムスクの香りが独特でなんとも上品な味わいでしたが、今回のスマトラ豆はちょっと酸味がきつ過ぎました。こちらは900円くらい。1杯目に飲んだオールド豆でないメキシコ豆のネルドリップ(630円)の方が普通に美味しく感じました。

取っ手のないランブル・カップは上から見ると実に美しい…
コジロウ・オールドマンデリン

コジロウさんの独特のネルドリップのスタイルはとても面白いのですが、あとを継ぐ人はいるのか訊いてみたら、「バイトを雇う余裕はない」とのことで、改めて訪れて思ったのはオンリーワンの道を行くのも大変だな、ということでした。もしかしてこういう店は10数年後には絶滅するのかも、と思うと少し淋しいなぁ。
コジロウスタイル

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