アームズメソッド珈琲焙煎

今年もまた東京カフェショーに入り浸ってきました。水~金と3日連続で会社を休んで! 珈琲を飲み過ぎたからか、変な試食を食べ過ぎたのが原因か分からないけど、2日目からはビオフェルミンと胃薬で胃の中を中和しながらヒタスラ歩き回りました。面白かった!!

その中で特に興味深かった「ブラジルコーヒー講習会」に参加して聞いた話、アームズメソッドという焙煎方法について書きます。簡単に言うと、焙煎直前に生豆を50度のお湯で綺麗に洗ってから焙煎する、というもので、お腹に優しく、しかも長く劣化しない珈琲が焙煎できるらしい。で、早速やってみました。用意したものは野菜の水切り、これ必需品! 洗った珈琲生豆を入れてグルグル回して脱水します。使った豆は、スペシャリティ珈琲のワタルさんから仕入れたばかりのパプアニューギニア・タイガド・クラッシック。

焙煎してみると、お湯で温もっているので100℃まではスムースに上がり、その後は通常焙煎と比較して2分くらい余分にかかって温度上昇する感じ。当然、1ハゼまでの時間も2分ほど長い。焙煎後の豆面はちょっと、のぺーっとした感じで艶がなく見た目は今一つ。味の比較は少し寝かせてから。

アームズメソッド0
アームズメソッド1
野菜の水切り💛
アームズメソッド2
左がアームズメソッド、右が通常のやり方で焙煎したもの。分量も豆の種類も同じ。でも焙煎度合いは異なります。

それはそうと最終日の帰りに東急ハンズに野菜の水切りを探しに立ち寄ったら、こんなものが置いてありました。まさにアームズメソッドと同じ発想。しかし大吟醸珈琲とは!(もちろん買わない…)
大吟醸珈琲


2023/09/11追記

その後、福岡の珈琲美美や山梨県都留市のバンカメ・ツルさんなど、いくつかの店でお湯洗いを実践しているコーヒーを飲んだ。自分でも何度もやってみたし、今ではネット販売のオプション(150円/袋)まで用意しているが、面白いことに最近では洗ってから焙煎した珈琲を飲むと、これは洗っているな、とはっきりと感じるセンサーが備わってしまったようだ。

例えば先日、欠点豆がほとんど見当たらないタンザニアのウォッシュトの豆を、50度お湯洗い、水洗い、そのままと3通りに、CR600を使ってすべてシティローストに焙煎したものを用意して、自分を含めて4人にブラインド・カッピングで当ててもらったところ、なんと4人中3人が全問正解という結果。もちろん僕もはっきりと区別ができた。そう、不思議なことに、水洗いとお湯洗いも区別ができてしまうのであった。

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