ブルーボトル・コーヒー 横浜店にて

横浜駅前に先月オープンしたブルーライト、じゃなくてブルーボトル横浜に立ち寄ってみた。
横浜駅には、しょっちゅう行くのでオープン直後に存在には気付いていたが、「まぁ自分の珈琲の方が美味しいし」などと自惚れながら、いつもはお客が外から丸見えの変な店構えをチラチラ見ながらも素通り。でも今日はなんとなくスルー出来ずにふらっと一人で入店してみたら、7,8人並んでいたので、ちょっとたじろいだが、めげずに列に並んで取り合えずシーズンブレンド550円を注文した。
ブルーボトル横浜

ここも米国スタバ流に注文時に名前を告げる方式で、Kazと告げてドリップを待つ5分ほどの間に、見回したら奥まった席が1つだけ空いていたのでそこに陣取った。
この店の注文カウンター内には、お馴染みのドリッパーを並べてドリップするバリスタの姿がなく、他のお客が注文しているものを見てもお菓子やらアレンジ珈琲ばかりで、「もしかしてドリップコーヒーは外のTake-out のスタンドだけ?」と一瞬不安になったが、もちろんそんなことはなく、店内のお客にも Take-out用をトレイに載せて運んでくる、という仕組み。なるほど!
ということでカップは例の透明ガラス製ではなく店内用も紙カップのみで、そこはちょっと味気ない。
Take-outとの違いは消費税が8%か10%かのみか。
シーズンブレンドはケニアとエチオピアのブレンドとの説明であったが、飲めばすぐに分かる浅煎りケニアの味で、エチオピアの方は微かにイルガチェフェ(?)の香りを感じる程度。かなり酸味が強いが流石に上手にまとめてあり十分に美味しい。米国発のブルーボトルは、スタバやタリーズ同様にカップのサイズが250ccほどと大きいので、このクォリティで550円は高いとは思わない。以前はちょっとお気に入りだった上島珈琲の機械式ネルドリップよりはずっと勉強になる味だ。
ただし、酸味の強い珈琲は最初は美味しく感じても、この量を飲むと最後にはくどくなる。この点、米国発の珈琲チェーン店はもう少し日本流に小振りなカップも選べるようにしてもよいのではないかと思う。飲んだ時の濃度感からして、恐らく一杯に20gほどの珈琲豆を使っていると思われるが、もし150cc/12g で提供したならいくらが妥当なのか。
このためかは分からないが、店内を見回すとホットのブラックコーヒーを飲んでいるお客は自分だけで、ほとんどは甘そうなアレンジ珈琲かアイスコーヒーであった。その昔、サンフランシスコやニューヨークのブルーボトルに行ったときには、8割方のお客がブラックコーヒーを注文していたように思ったが、日本人は全般に子供口なのかな。

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