かなりコマンダンテっぽいミル

最近お世話になっている方から、僕の焙煎した珈琲が美味しいというお褒めの言葉を頂いたこともあり、ハンドミルをプレゼントすることにしたが、セラミック刃のミルは挽くのにやたらと時間がかかるし、ステンレス鋼刃のミルは値が張るので、さてどうしようかと迷っていたところネット上で興味深いミルを発見。見た目はコマンダンテそっくりのカットミル、でも価格は税・送料込み、さらに10%割引が入って5310円というソソるものであったため、FUJIUPという聞いたことがない会社ではあったが思い切って注文してみた。すると案の定ちょっと怪しげな英語の応答メールが返ってきて待たされること2週間あまり。騙されたかな、とそろそろ不安になってきた頃、突然モノが届いた。中国からの輸入品である。ミル自体にブランド名もなく、箱にはただ Grinder とだけ書かれている。
偽コマンダンテ
偽コマンダンテUP
偽コマンダンテ調整ダイアル

偽コマンダンテ刃

さてプレゼントする前に一応、性能確認と挽目調整を兼ねて少しだけ豆を挽いてみた。本物のコマンダンテより一回り細く、重さも565gと軽い。本物は装着オプションにもよるが629gほどで値段は7,8倍もする。でも性能が悪かったらいくら安くても、まさに銭失いである。結果は御覧の如し。

偽コマンダンテ性能
偽コマンダンテ珈琲粉

挽いた感触はもちろんコマンダンテのようなカチッと感もないし、挽目調整のダイアルもかなり遊びがあり調整し辛い。しかし基本性能は意外と高く、粒度の均一さは少し高性能なセラミックミル程度だが、ちゃんとカットミルとなっており、コマンダンテ同様に一杯分があっと言う間に挽ける。これは意外と使えるミルである。コマンダンテは大き過ぎて持ち運ぶには難があるが、このミルのサイズならなんとか持ち歩けそうな点もマルである。 本家のコマンダンテ同様にガラス製の粉受け容器が2つついているのもあっぱれ、日本のメーカーがここまで真似したら即座にコマンダンテから訴えられそうだが、そこはコピー天国の中国である。まぁユーザー側は機能が良ければあまり気にしない、、ということで。(^^)
偽コマンダンテSet

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