超高速フレンチロースト

<3分24秒で焼いたブラジル・ショコラ>

さて、前回の更新から9か月ほど経ってしまった。言い訳がましいけど、実はブログをWordPress化して自分のHPと一体化させようと計画したのが去年の今頃で、XSERVERを借りて、引っ越しもある程度までは進んでいるのである。しかし技術不足でとん挫したまま、このLivedoor側の更新もなんとなく躊躇っていた。今の状態はココ。ブログの分類とか検索機能とかを考えているがどうもやり方がわからない。だれか詳しい方がいたら教えてほしい!

KAZUHICOFFEE ログハウス – KAZUHICOFFEE 珈琲焙煎&科学的アプローチ (kazuhicoffeelab.com)

それはさておき。 

以前に超高速ノルディックローストの記事を書いたが、少し前にもしかしたら、そのまま少し時間を引き延ばせば超高速フレンチローストも可能なのではないか、と思いついて、本日それを実践してみた次第。

道具立てはもちろんいつもの焙煎ロガー付きの煎り上手である。

やり方は以下のとおりである。

  • 生豆は通常の70gではなく、ハンドピックした40gを用意
  • 煎り上手を220℃まで予熱したら、素早く生豆を投入する
  • しっかりと攪拌し続けて、中点を超えて220℃に達したら素早く火から下ろす
  • そのまま余熱を使って焙煎を続け、いったん235℃くらいに達してもそのまま攪拌継続
  • 再び温度が降下し始めて、226℃になったら冷却装置に排出して素早く冷却する

結果は冒頭の写真のように、表面焦げもほとんどなく、なかなか均一に焙煎されている。例によって豆の色ではシティロースト程度に見えるが、235℃という焙煎温度の高さを考慮して、一応これを超高速フレンチローストと呼ぶことにする。どうだろう。取り合えず見た目はなかなか美しい。

水分量の減少度合いは83.5%で、ブラジルとしては通常焙煎した場合のハイロースト程度である。しかし、超高速焙煎の場合は常に水分減少は少なめになるため、これは十分にフレンチの領域とも言える。



割ってみるとこんな感じで、特にグラデーションもみられない。
齧ってみても焦げ臭とかは感じられず、パリッととても香ばしい。

最後に夕方遅くだったので、10gだけ細挽きにして、88℃、150gのお湯でペーパードリップしてみた。うーん、これは美味しい。バニラやムスクの香りがふわーッと感じられて、程よい苦みと酸味のバランスのとれたフレーバーとなっていた。これを飲んだ人は、3分24秒で手焼きしたとはきっと誰も信じないだろう。それくらい完成度の高い味なのである。

残りの豆はとっておいて、来週ログハウスに遊びに来てくれる予定のバリスタN氏と珈琲マニアN氏 (別人だけど両人ともイニシャルがNだな)にも客観的な評価をしてもらおうと思う。

あ~、ほんと久しぶりのブログ更新でした!

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