実はこのところGeneCafeを使う意欲が失せていたのだが、理由はこの焙煎機では1ハゼが起こせないことと、豆が乾燥してスカスカしやすいことであった。しかし、最近FBのグループにGeneCafe Coffee Roaster Group というのを見つけて参加してみたら、あっさりと解決してしまった。このグループは現在の参加者が668名で恐らく日本人の参加者はほとんどいないと思われ、投稿はすべて英語で行われている。Aillio Bullet Roaster V1 のFBグループの活発さに比べるとずっと大人しいが、それでも有用な情報がやり取りされており大変役に立つ。
Gene Cafe Coffee Roaster Group | Facebook
A group for Gene Cafe Roaster owners to share their experiences to improve the quality of roasting
一方、GeneCafe付属の説明書をみても、日本語検索でかかるGeneCafeの使い方、みたいなものも出鱈目ばかりでちっとも役に立たなかった。そして皆が共通して訴えているのは、「一ハゼが起こせない」であったが、なんのことはない、予熱をすればちゃんと一ハゼを起こせることが確認できた。
ブラジル、ルワンダ、コスタリカ、ガテマラなどで試したがいずれも1ハゼの音が聞き取れた。例えば、GeneCafeで冷えた状態からいきなり生豆を投入するとスカスカの焙煎になってしまっていたブラジル・イルマスペレイラのパースト・クロップでもちゃんと艶やかに焙煎出来た。ポイントは豆投入前に容器が空の状態で200度設定で5分ほど予熱することで、その後は少し高めの240度程度で一気に焙煎すると、耳をすませばちゃんと9~10分ほどで1ハゼの音が聞こえてくる。よって一ハゼから煎り止めまでの時間を計測することも可能となる。これは画期的な改善だ!
この焙煎機、説明書にも本体にも「連続焙煎禁止」と書かれており、なんとなく予熱はダメかと思い込んでいたが、海外ユーザは当たり前のように予熱していることが分かったのは収穫であった。
ブラジル・ブルボンを200gほど以前焙いたときと今回のやり方で焼いたときの様子をグラフにするとこんな感じである。実は少し前に、熱をもっと一気に入れた方がいいかと思い、豆量を150gに減らして焙煎してみたところ逆に酷い焼きムラになってしまい少し凹んでしまったのだ。ある日本のサイトでは最大容量の250gを超える300gで焙煎したら1ハゼを飛ばして2ハゼが起こせた、と晴れがましく書かれていたがこれは完全に邪道だと思う。恐らく焙煎機が短期間で故障してしまうだろう。
ちなみにGeneCafeの販売価格は非常に怪しげなことになっている。新品の価格も大きな開きるが、中古の方が高いとはこれ如何に⁈
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