ハワイ・カウ・コーヒーの実力

本来なら明日からハワイ島に出発で、今頃ソワソワと荷造りしているはずでした。

もちろんコロナ騒ぎはハワイにも以前から徐々に広がっていて、それでも2日前までは駆け込みでなんとか行けるかなと期待していたのですが、結局、ハワイ島で感染者第一号が出た途端に観光客の受け入れを30日停止するというハワイ州知事の要請が即日出てしまい、土壇場で敢えなく断念。ジョンさんのOcean Vista コーヒー農園の訪問は当面お預けに。(;_;)

ということで、昨日はいつものKOPE花伝CAFEに立ち寄って少々愚痴ってまいりました。で、今日はその店主からお裾分けしてもらったカウコーヒーの生豆を、煎り上手で40gずつ2回、GeneCafeで200g分を1回焼いてみました。

<ミディアムローストに焼いたカウ・コーヒー>
Kau焙煎豆

豆自体の見た目はとても大きくて揃っているのですが、農薬の使用量が少ないのか、かなり虫食い豆が混じっていたので念入りにピッキング。

<虫食い豆だけ集めたもの>
Kau虫食い豆

焙煎は、いずれも1ハゼ開始から2分で煎り止めしたら、焙煎前後の重量減は3回とも同じ14%でした。

焼きあがった豆は上記写真のようにそれほど美しくないのですが、先日、高根珈琲で購入したカリタ・ウェーブドリッパーを使って90度のお湯で淹れてみたら、あらビックリ。ものすごく甘いのです。焙煎直後で香りはまだあまり出ていないのですが、浅めに焼いたのに酸味は非常に穏やかで、アフターテーストはすっきりと仄かに甘い。微かにトロピカルで文句なしにシロピーなフレーバー。これがカウ・コーヒーの実力なのか。実に素晴らしい!

<カリタ・ウェーブドリッパーは絵になります>
カリタウェーブドリッパー
カリタウェーブドリッパー2

ブルマンNo1

<実は上の写真はカウコーヒーではなく、夕食後に入れたブルーマウンテン・No.1。同じくミディアム・ローストです>

先日のジョンさんの話では、彼の農園ではハニー製法の一種、セミウォッシュト精製を採用しているとのことで、甘さはそこから来ているのかもしれません。でもこの豆、買うとなるときっととても高いんだよなぁ。(^.^)

<チャフ・ティー>
Kauチャフ・ティー

高級豆だし、折角なので、焙煎で生じたチャフを使ってお茶を作ってみました。
熱湯をかけてペーパーで濾したものを飲んでみたら、やはりほんのり酸っぱく少し甘みがあり、カスカラティーに近い味わいでした。チャフの見た目からして少し渋い味を想像してしまいますが、これなら珈琲に多少混じっても全然問題ないかな。

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