ハワイ・カウ珈琲のベスト焙煎探求(その1)

横浜橋商店街の近くにあるKope花伝カフェではハワイ・カウコーヒーが飲めます。珈琲豆はハワイ・カウの農園(Ocean Vista Estate)から直輸入していますが、これを今まで店主のママさんさんが小さな焙煎機で手焼きしていましたが、これからは僕が焙煎することになりました。
ということで、早速異なる深さで焙煎してカッピングしながら最適な焙煎度を探ってみました。
お店から預かったカウの生豆はロットがちょっと悪いのか約1割の欠点豆が含まれているので、通常の3倍の時間をかけてハンド・ソーティングしてから手回しロースターで丁寧に焙煎します。

今回は300gずつ2回焙煎し、温度上昇はほぼ同じカーブ(10-15度/分)にして、一ハゼ開始からそれぞれ2分37秒と2分15秒で煎り止めし、重量変化で85.5%, 84.7%としました。
ハワイカウ焙煎比較

微かな色の違いが判るでしょうか。 もう少しズームアップするとこんな感じ。
ハワイカウ焙煎比較Zoom

さらに珈琲粉にします。
ハワイカウ珈琲粉色比較

そしてカッピング準備。10gの珈琲粉に対して焼く150ccの熱湯を注いで4分待ちます。
ハワイカウ・カッピング準備

4分後はこんな感じ。いい匂いがします。
ハワイカウ・カッピング1

ブレイクしてから、カッピング開始。 冷めてくるまで何度もカッピング。

結論として、85.5%の浅めの方がよりカウコーヒーらしい酸味が残っていてよいかと。
ただ、ちょっと雑味も感じたので次はダブル焙煎で仕上げてみようと思います。
ハワイカウ・カッピング2

それはそうと昨日、コロナ騒ぎがなければ先月末に訪問していたはずのOcean Vista農園のジョン・アーサン氏と娘さんのローラ、そのまた息子さんのスティーブン、それにハワイ側の代理店社長のLeeミユキさんとその娘さんといった面々とビデオ会議を通して農園の様子をリアルタイムで見せて頂きました。標高350mほどの緩やかな斜面に珈琲の苗木、1年目、数年目、一番古いものはカットバックをしながら50年も経った木もあり、しかも今の季節でも一部は花も咲いていれば実もなっている様子に感動!
地面はピーナッツ・グラスで覆うことで、珈琲の木がより元気に育つのだとか。
OceanVista1

VideoChatWithJohn

ハワイの人達は写真を撮ろうとすると、みんな律儀に毎回この手の形を作りますね!
最初、電話してね、ということかと思ってしまいました(^^;

コメント