春一番の強風で空から雲が一掃されて見事な青空だった本日は、前から行きたかった「雨の日の珈琲」という珈琲屋に行きました。場所は柏駅から徒歩五分ほどで、まずまず行きやすいところにあります。
ごく小さな店ですが、中に入ると並べてある豆の尋常でないセレクションにまず驚かされます。
しかもそれらを370円ほどで飲ませてもらえるのです。素晴らしすぎる!
まず、一杯目がコスタリカ・ファラミ・ブルボン・レッドハニー。いきなりズドーンと深煎りなのにフルーツ感たっぷりの重厚な味。相棒のK氏は最近ちらほら見るようになってきたセラード珈琲のブラジル・フルッタメルカドンを注文。持参の紙コップでお互いに味見。(^.^) こちらも凄い。酵母で発酵させた味は一度飲んだら次は絶対に見分けがつく特徴的なもの。
2杯目は久保田店長お勧めの、同じくコスタリカ、モンテコペイ・ラ・メサ、イエローハニー精製のCOE級の豆。同じコスタリカでもまた異なるフルーツ感に痺れます。超絶もの。相棒は最近はイルガチェフェを抜いてエチオピアNo.1の高級品になったという話のグジ地方の G1 豆。これも高貴な紅茶のようなフレーバーが実によい。
そして途中で、店長のサービスの水出し珈琲を少し。こちらはマンデリンベースのブレンドだそうで、まさにマンデリン系の味なのですがなんとも上品、かつ爽やかなフレーバーで、ちょっとリキュールのような感じは琥珀の女王的な味わいですが、クリームなし、甘みなしの極上品。右のような器具で水出し抽出するそうです。(真ん中に珈琲粉を入れると、上部に入れた水が一滴ずつ落ちる)
3杯目は店長の勝負珈琲というケニア・キアニャガAAの深煎り。これがなんとも不思議な珈琲で、まるで10年以上寝かせたオールドビーンズのような深みと円やかさ、そして複雑なアロマと深いフレーバーに圧倒されます。しかも冷めれば冷めるほど美味しさが増すもの。う~む、う~む。
ちなみにこの「ニャガ」というのは鳥という意味だそうです。
結局、このケニアとホンジュラス・ラ・フロレンシア、ティピカを100gずつ買って帰りました。
さて家で淹れてもあの味が出せるのか、楽しみ~
なにしろ、雨の日の店長は一杯に30g近くの豆を惜しげもなく使ってペーパードリップしますので!
ところで、この店に隣り合っているチョコレート工房がまた凄いのです。
Tribal Cacao(チョコ族)という店。
店長の橋本さんはとても気さくで、気前良くも全種類のチョコを試食させて頂きました。
どれも美味しく、こちらも大いに迷って、マダガスカルとハイチのチョコ、それにバレンタインの特製乾燥イチゴの付きチョコを買って帰りました。栃木のイチゴ以外は、材料は全てカカオとシュガーのみというピュアなクラフト・チョコです。この店のチョコの包み紙のデザインとロゴは、雨の日の珈琲の
久保田店長によるものだそうです。驚き! 仏像も彫るそうです。 (@_@)
小さい方の板チョコ(650円)を1.5枚分も使った超豪華ホットチョコレートは600円。少し計算が合わないが、そんなことはどうでもよいや。とにかく豪勢過ぎるぜ!
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