本日もスズシンコーヒーさんで焙煎を練習させて頂きました。
プロバットは歴史が長いだけに僕が見かけたものだけでも色んなデザインの焙煎機がありますが、この焙煎機は特に正面(?)から見るとちょっと蒸気機関車みたいでなかなか風格があります。
豆を窯から出して冷却装置に流し込む蓋の部分など、ドイツ製らしいとても頑丈そうな鋳鉄で出来ており、開け閉めするとずっしりと重量があります。
今日はまたブラジル・カラメリッチを15kg、シティーロースト程度に焼きました。
実は煎り止めがちょっと遅れて、スズシンさんの通常焙煎より1~2段階深い焙煎になってしまい、外の煙突をみたら猛然と黒い煙が出ていてちょっとビックリ。やはり15kgともなると煙が凄い!
15㎏の冷却はこの装置をもっても結構大変で、空冷だけでは足りず、まだバチバチいっている豆に少し水を撒いて一気に冷まします。
焼き立ての豆で早速ネルドリップで珈琲を淹れてみたら、これがなかなかいける味でした。さすがはプロバット。実に素晴らしい!
2つある丸い部分の下側を右に回すと豆が出る仕組みの珈琲豆サーバーは、スズシンさんが日本で最初に取り入れたとか。 実にレトロです。
スズシンコーヒーさんからは、まだまだ学ぶことがあります。
それにしても、この後は二度とこんな大きな焙煎機、特にプロバット焙煎機を操作する機会など訪れておらず、今から思えば貴重な体験でした。ちょっと無愛想な店主でしたが根はいい人なんだろうな。
コメント
すみません。返信頂いていたのですね。今2024 9/5になって気が付きました。
昨年2023/9/30に某大手電子部品メーカーの研究所を退職し珈琲にハマってます。
現役の若い頃は時間を忘れて実験に明け暮れてました。その時のワード
粒度分布、TDS、クロマトグラフィー、PID制御、GPIB、温度プロファイル、ロガー、温度センサ、Python(最近ですね昔はVisual Basic)、などなど
珈琲の世界にも共通しているのでとても共感を持ってハマってます。実験結果は自分の味で評価できるので高価な評価装置が要らない所も良いですね。珈琲の道具もいろいろあって楽しいです。
機会を見つけて是非ともスズシンに行ってみようと思ってます。スズシンブレンドの味が忘れられません。
コーヒー探求に最適なご研究をされていたのですね!
羨ましいです^_^
スズシンさんのコーヒーは横浜で祖父の時代から飲んでました。スズシンブレンドをパーコレーターで淹れて牛乳を入れて子供の頃からの味が忘れられないです。きっと日本で最初に導入したというプロバット焙煎機で焙煎したものだったのでしょうね。何十年ぶりかに伊勢佐木長者町のコーヒー店に行ってみましたら、閉店していました。とても残念です。ブログにある南吉田町のスズシンコーヒーファクトリーは営業しているのでしょうか?スズシンブレンドのコーヒー豆を買いたいのですが、買えるのでしょうか?
コメントありがとうございます。
僕がスズシンさんと少しの間、交流させて頂いていたのは2年半くらい前になります。今は東京に引っ越しして伊勢佐木町も遠くなってしまいましたので、さてその後はどうなっているのか分かりませんが、当時既に元の店は閉めて、今の奥まった場所で常連の方を相手にデリバリーと店頭売りをされていました。