Specialty Coffeeを名乗るためには、Qグレーダーの資格を持つ人たちがカッピングという儀式をもって点数をつけるわけですが、80点以上で Specialty Coffee、そのうえには Top Specialty Coffeeだとか、Top of Top だとか庶民の手の届かない値段が付くものがあります。さて、このカッピング、厳密なプロトコルで準備するのは相当に大変で、珈琲豆は焙煎後8時間以上安置、しかし24時間以内に使用、に始まって、焙煎は8分以上12分以内、アグトロンやカラートラックという装置で厳密に色を調べて、直前まで密封容器で匂いが移らないように保存。カッピングには各サンプルを5杯ずつ用意。水150mlに対して15分以内に挽いた珈琲粉 8.25g(±0.25g)いれる等々。まあ個人で出来る代物ではありません。
一方、最近では色んなところでカッピングの簡易版が行われています。僕が最初に経験したのは丸山珈琲の尾山台セミナールームで開催のものでした。その後は丸山珈琲さんだけで4回ほど、展示会ではチョコチョコとあちこちで試しています。
今月は表参道の丸山珈琲のイベントに2回、そして本日は LIGHT UP COFFEEさんのイベントに参加してきました。赤いサークルが自分が一番良いと思ったものです。丸山珈琲では2回ともピーチ・フレーバーの珈琲を選んでいました。国はボリビア、ホンジュラスと異なりますが最近よくCOEでゲイシャにも勝ってしまう栽培品種のカトゥアイです。本日の一番は、自分の焙煎でも気に入っているグアテマラ・ウエウエテナンゴでした。 少しずつ目利きが上達しているような、、してないような。でもとにかく楽しい~❤
10/7 開催
10/24開催
左端のBrazil Naturalと右端のゲイシャ種以外の真ん中3つは正直よく似ていて、なかなか区別がつきませんでした。まあ一般人には全く同じ価値でしょう。価格もまあ近いですが、場所は全然異なる!
こちらはLIGHT UP COFFEEのもの4種類。台湾阿里山の珈琲は珍しい!
本日開催
サンプルが1つずつ、というのは、ちと寂しい。でも場所が狭いので仕方ないかな。
あと、ちょっと驚いたのは、LIGHT UPでは浅煎り豆を使うので飲み頃は2~3週間後としているそうで、カッピングにも9/26焙煎とか10/10焙煎とかかなり古い(!)ものを使っていたことです。
Speciality Coffeeを仕切っている CQI (Coffee Quality Institute) 珈琲品質協会に言わせれば、きっと完全に邪道、ということになりますかなぁ。(^^;
コメント
片山さん、コメントありがとうございます。
昨日は思いがけず楽しい時間を過ごせました!
カフェ巡り、タイミングが合えばまた一緒に行きましょう!
あといつか僕もディスカバリーで焙煎させてくださ~い。
来週末の三連休は倉敷珈琲館を攻める予定です。
https://www.kurashiki-coffeekan.com/
おはようございます。
light upのセミナーでご一緒させていただいた片山です。
昨日はお世話になりました。
セミナーの内容は初歩の初歩といった感じだったのですね。
正式なカッピングというのはすごい世界ですね。
これから、しばらくの間はセミナー行脚とカフェ巡りをしようと思っています。またよろしくお願いします。
セミナー後にご飯とお茶(珈琲か)をご一緒させていただいたお二人もありがとうございました。またお会いしましょう!