珈琲店巡りをしていると、最近よく目にすることは、店のバリスタが珈琲を淹れるときに、5~10ccほどの抽出液を別の小さなカップに受けておき、それをクッと飲んで味を確かめる、という行為ですが、あれを見るとこちらも身が引き締まる思いがします。
先日訪れた世田谷の奥沢の線路沿いのオニバスコーヒーという店は、お客が4,5名もくると満席の小さな店で、女性バリスタ2名でやっていましたが、コーヒーを淹れる所作は本格的でした。
まず豆はTop of Topの浅煎りSpecialty Coffeeが3種類のみで、いずれも一杯500円。この日は、ケニア、エチオピア、ルワンダでした。ここはたぶんロースター業をメインの店で、特にルワンダの小さな農園を支援しているという話を聞いていたので、迷わずルワンダを注文。
まず2粒だけコーヒーミルに入れて、これを挽いた粉は捨てます。(前の豆のフレーバーと混じらないようにする)残りを粉に挽いて、この時点で香りに間違いがないか確認。次に、僕が選んだ抽出方法、エアロプレスで抽出。ペーパーも選べますが、エアロの方がよりストレートに味の特徴が出ます。
滑らかな手付きでプレスした後は、例の10ccだけ味見する所作。これが美しい!
思わず、この人たちは一日にどれほどの珈琲を飲むのかちょっと計算してしまいました。
仮に、1時間に平均8杯、8時間働くと 一日に64杯。10ccずつなら640cc と大振りなマグカップ2杯分。
高品質で美味しい珈琲なら僕でもOKかな~
(余談ですが、僕が立ち寄ったとき、ちょうど北欧からというお客が来ていて、その若くてきれいなバリスタさんは英語で対応されていましたが、発音がお見事でした)
コメント