今日はとても久しぶりに東京ビッグサイトにいき、HCJ2021(国際ホテルレストランショー)という展示会に参加してきた。実際のところ展示会の方には期待しておらず、中でやるSCAJスペシャルイベントに参加するのが目的であった。
朝は結構余裕を持って出たにもかかわらず、小田急線が信号故障で新百合ヶ丘~新宿で全面ストップしていたため、普通なら小田急線一本で新宿まで行けるところを、町田→橋本→京王多摩センター→新宿と迂回して、そこから臨海線でやっと国際展示場に辿り着いたため、10:30開演のイベントには少々遅れてしまった。しかし、コロナ禍のお陰で会場はとても空いていて、入場登録も待ち時間ほぼゼロ、イベントの席もまだ少し開いていたので、すんなりと座れたのは幸いであった。
イベントは2部構成+バリスタによるふるまいコーヒーという内容で、予想以上に楽しめた。色々と勉強になった中で第2部のファシリテーターの丸山健太郎氏が言っていた、以下の言葉はとても印象深い。曰く;
「今はネット検索するとラテアートの技術だろうがなんだろうが何でも知ることが出来るので、その意味で情報格差はなくなってきた。これからは体験格差が重要」
これは僕が考えている「焙煎体験を通して珈琲を楽しんでもらう」というコンセプトに通じるものがあるな、と思った次第。
※個人的には、自分は根暗と言い切りながらも、やることはやってきている粕谷バリスタの話に感銘を覚えた。第2部の後にはバリスタ達による、ふるまいコーヒーが会場の人達にランダムに提供された。僕は、シングルオリジンのミニコーヒーを4種類と、石谷バリスタが抽出したエスプレッソを吉川バリスタがラテアートにする、という豪華なラテにありつけた。ラテのデザインはお馴染みのチューリップであったが、ふと思いついて下の尖った部分から常に飲むようにしてみたら、最後の最後までチューリップの形が崩れず、ちょっと発見した気分であった。
久し振りのビッグサイトは、相変わらず建物内の廊下などには陽が燦燦と入ってきていて実に気持ちが良かった。会場を後にして駅へ向かう途中、振り返ると青空の中、いつもより建物が端正に見えたが、一方で来場者の少なさに一抹の侘しさを感じさせられた。
コメント