昨日、2分半ほどの超短時間焙煎した2種類の珈琲豆をカッピングとペーパードリップで確認してみた。タンザニア・シンジンゴ・ウォッシュトとエチオピア・シャキッソ・ナチュラルである。
最初に豆面と断面の確認。
タンザニアの方はよく見ると少し焦げている豆があった。最初に攪拌が遅れたせいかもしれない。
グラデーション焙煎にはなっておらず、均等に熱が入っていることが分かる。
割ってみるとこんな感じ。こちらもグラデーションはなく均一に火が通っている。
ということで、まずはカッピングで味の確認。
いつもどおり、コーヒーインストラクター試験で入手したカップを使って、7gの粉に95℃のお湯を注いで4分待つパターンを行った。
焙煎豆は流石にかなり硬く、Timemore C3を使って挽いたが結構引っかかる感じであった。しかし非常にいい香りがするのである。なんだか期待できる香り。
ここまで浅いとブレイクしても、ほとんどクラストが浮いていない。
一応、軽く浮いている粉を取り除くと、綺麗な水色が見える。さらに4分ほど待ってからカッピング開始。
タンザニア:
- アフリカらしい力強い柑橘系の酸味。しかし強過ぎることはなく良いバランス。美味しい。
エチオピア:
- シャキッソ・ナチュラルには独特なハーブ感があり、個人的にはあまり好きでないのだが、なんと今回のこの焙煎では香りが素直で素晴らしく良い。これも美味しい。
要するに、意外なことに両方ともとても美味しく、しかも生豆のポテンシャルが良く引き出せているのであった。
次に 10g/150cc/90℃でペーパードリップをしてみた。淹れ方は粕谷バリスタの方式。すなわち、45秒蒸らして2投目、その後も45秒おきに3投目、4投目と150ccまで続けるやり方である。
やはり両方ともとても美味しく、ゴクゴクと両方とも飲み干してしまった!
なんなんだろう。これはノルディックローストの一種なのだろうか。
煎り上手が攪拌しやすいこと、熱伝導が良いこと、そして30gという少量焙煎であること、などがこの焙煎を可能にしているものと思われる。
焙煎の様子の動画を準備中なので、Youtubeに上げたらリンクを掲載したい。
コメント